2007.10.29 廻乾就湿(えかんしゅうしつ)の恩ノイローゼからの脱却 メンタルヘルス友の会第五「廻乾就湿(えかんしゅうしつ)の恩」 夜中に度々子供が粗相をしても、その都度怒りもせずに、今まで休んでいた乾いた所 に子供を廻し、自分は尿で湿っている所に寝ます。氷雨降る夜も、凍てつく雪の暁にも子 の安眠を妨げぬよう変わって苦しむのです。 2007.10.16 乳哺養育(にゅうほよういく)の恩ノイローゼからの脱却 メンタルへルス友の会G〜親の大恩十種〜 第四「乳哺養育(にゅうほよういく)の恩」 子供を乳母車がいらなくなる頃まで育てるには、大変な量の乳を母は必要とします。忙しい時など、おむつを変えたその手で料理をしたりするから、十指の爪の中についた子の不浄を食らうことは計り知れません。厳寒のときも着ているものを脱いで与え、おいしい物を得れば、まず子供に食べさせようとします。這えば立て、立てば歩めの親心で養うこと数年に及べば、娘時代の面影はすっかり消え失せてしまいます。 2007.10.07 生子忘憂(しょうじぼうゆう)の恩ノイローゼからの脱却 メンタルへルス友の会G〜親の大恩十種〜 第三「生子忘憂(しょうじぼうゆう)の恩」 脂汗を流し、骨節がきしむような産みの苦しみに顔を歪めていた母親も、オギャーという産声を聞いた瞬間に、これまでの一切の苦しみを忘れ去って下さいます。疲れ切っている体のことより生まれた子を案じ、五体満足であれば自分自身がこの世に生まれでたるが如くに喜ぶのです。 2007.10.06 臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩ノイローゼからの脱却 メンタルへルス友の会G〜親の大恩十種〜 第二「臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩」 女子がお産に臨む時は、男子が戦場におもむく気持ちに似ているといいます。陣痛の陣は、戦を表します。文字通り出産は女の戦場であり、その苦しみは青竹を握りつぶし、障子の桟がかすんで見えなくなる程だといいます。下手をすれば一命を落とすことさえあります。この生きるか死ぬかの大苦痛に耐えてくださったからこそ、今日の私達があるのです。 2007.10.03 懐胎守護(かいたいしゅご)の恩ノイローゼからの脱却 メンタルへルス友の会G〜親の大恩十種〜 第一「懐胎守護(かいたいしゅご)の恩」 母親は子が胎内に宿ると出産までの十ヶ月間、言語に絶する心遣いをします。子の為には平生見向きもしなかった嫌いなものも食べ、咽から手の出るような好物も我慢します。それでも母の血を飲み、母の肉を食らう胎児の栄養吸収はすさまじく、全部の歯が抜け落ちることさえあるのです。目に不浄なものを見ず、心に邪念を抱かず、絵画や音楽を近 づけるのも子の精神の健全なる発達を願うからです。生まれ出る前から食べ物や心の持ち方、さらに言葉づかいも慎んで子の幸せを思って下さる御恩は並大抵のものではありません。 2007.10.01 親の大恩十種ノイローゼからの脱却 メンタルへルス友の会G今回からは親の御恩について述べたいと思います。 「どうして親の恩を感じないとならないんですか。」 これは、当メンタルヘルス友の会に参加したある高校生が、実際に言った言葉です。現在は「恩」の教育が無くなったと言いますが、ここまでとは…と感じずにはいられません。 わが子から恨まれる……。親にとってこれほど悲しいことはないでしょう。誰よりも幸せになって欲しいと願っているわが子から、「お前たちのせいで俺はノイローゼになった」などと言われたら、どういう気持ちになるでしょうか。「親の心、子知らず」とは言いますが、まさに心臓に五寸釘を打たれるような気持ちになられると思います。 最近の教育では、子供がノイローゼなどで悩んでいることを親のせいにする傾向が少なからず見受けられます。はっきりと「親の教育が悪いからノイローゼになった。」と書かれている本も決して少なくはありません。 しかし、親のせいにして何が解決するのでしょうか。恨み地獄に陥って、親子共に大変な苦しみを受けるだけです。 実は当メンタルヘルス友の会のスタッフにも、かつて親を恨んでいた者がおります。幼い頃に駄目な子だといつも言われたと言って母親を恨んでいた者,今度あったら殺してやろうと思うほどに父親を恨んでいた者、実際に暴力を振るった者さえいるのです。 そんな恨み地獄で苦しんでいた私たちを救ってくださったのが、当会の生き方療法だったのです。 生き方療法が土台とする仏教では、人が人として生きていく第一歩は「恩」を知ることにあると言います。「恩を知らざる者は犬畜生にも劣る」といい、多くの方々から受けている御恩を知り、御恩を感じ、御恩に報いる人間になれと教えているのです。 中でも、最初に知るべき御恩こそ、私たちにとって最も身近な存在である両親の御恩なのです。 次回は親の御恩について具体的に述べたいと思います。 |

